【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第22章 FINAL FANTASYワールド
そうして近くにドリンクワゴンを見つけ全員で移動する。
「飲み物、何にするんだ? 全員茶で良いか?」
それに対する同意の返事が返る中、
「グラディオー、ジェッティーズあるか?」と聞くノクトお兄ちゃんの声がする。
「ねぇーよ。
ここはクロウズ・ネストじゃねーんだからな。
お前もお茶で良いな」
「そっか。じゃそれで良い」
次に並ぶ人の邪魔にならないように少しその場から離れて、グラディオのお会計が終わるのを五人でお喋りしながら待つ。
「いや~しっかしさっきのアトラクション、一つ目からすごかったね~
あんなでっかい絵本や積み木、初めて見たよ」
「あぁ、遊園地だからもっと子ども向けかと思っていたが、大人でも十分に楽しめそうだな」
「ノクトお兄ちゃん、ジェッティーズ好きだよね」
「おぉ、今日みたいに暑い日にはいいんだよなー
…って、つめてっ!! 何だよ!!!」
「はっ、暑いって聞こえたからよ。冷え冷えのペットボトル首筋に当てるサービス付きだ。ほれ」
「フツーに渡せ、フツーに! びっくりすんだろーが」
「私もノクトお兄ちゃんの声にびっくりした…はぁぁ…」
全然気付かないうちにグラディオが後ろに来ていたみたいで、兄妹揃って驚かされてしまった…あーびっくりした…。