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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第21章 新生活


「はぁーーー…良かったぁ…!!」

一拍置いてから通話終了ボタンを押すと、自然と肺の奥から力が抜けたように大きな息が零れた。

無事予定を組めて良かったのと、イグニスも私の誘いを喜んでくれていたのが伝わってきたのが本当に嬉しかった…!

「よぉおし、土曜日に向けて色々準備するぞぉ!」



それから私はお部屋を改めてお片付けしたり、レシピブックを揃えてみたり、昔習ったお華の経験を活かして生花を飾ってみたり…イグニスをお迎えする為に放課後の時間を使って張り切っていた。

でも、どーしても『アレ』がない。
大きめなスーパーにも行ったし、輸入食品を扱っているお店にも行ったし、いくつかコーヒーショップも巡ったりしたけれども見つからない。


『アレ』とはイグニスが大好きなエボニーコーヒーの豆だ。


缶コーヒーならすぐ見つかったからそれは買えたんだけど、豆か、挽いた状態のものはどうにも見つからなかった。

「前にノクトお兄ちゃんのお誕生日会で、わざわざ茶葉とティーカップ用意してくれたから、私もちゃんと淹れてあげたいんだけどなぁ…」

意外と希少なものなのかな? ノクトお兄ちゃんに聞いても『エボニーが豆で売ってんの見たことねーな』って言ってたし…。
代わりにひと手間かけた紅茶を用意はしたけど…ちょっと残念。

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