【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第21章 新生活
ちょっと強引なヴァニラのサポートのお蔭もあって、四月の第二週には私の部屋でイグニスとノクトお兄ちゃんも招いて四人で食事をとる機会が設けられた。
気心の知れた仲のメンバーでの食事は会話も弾み、
四人で集まる以外にも、ノクトお兄ちゃんだけが私の家に来て食事を一緒にとることもあった。
こんな感じで、一人暮らしとはいえ割と頻繁に複数の人と食事を楽しんでると、意外な人からお誘いがあった。
それを聞いたのはノクトお兄ちゃんと二人で夕食を食べている時だった。
「プロンプトが私の家に来たい?」
「そ。グレイスが最近一人暮らし始めたっつったらさ、『オレもグレイスの部屋行きたい! 女の子の部屋入りたい!』とか言い出してさ。嫌だったら断っていいぞ」
「あはは…出来ればノクトお兄ちゃんには理由をオブラートに包んで伝えてほしかったけど…
まぁでもいいよ、プロンプトだけじゃなくてノクトお兄ちゃんも一緒に来てくれるよね?」
「当然。プロンプト一人でグレイスのとこ行かせられるわけねーだろ。
そんなことしたらオレがイグニスに説教くらうわ。
どうせならさ、前のオレの誕生会の時みたいにイグニスとグラディオも呼んでやろーぜ」
「うん、いいね楽しそう! じゃまたその時何かご飯作ろうか。
プロンプト何が好きかなぁ?」
「おー頼むわ。
アイツは確か…肉とか、辛いのもイケるっつってたかな」
「りょーかい、じゃその辺でメニュー考えておくね」