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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第20章 プロンプト登場! ってね


「そういやグレイスの男の好みってどんなのなんだ?
何年か前にずっと片思いしてるって言ってたけど今もそうなのか?」

「う…ん、まぁ…そんなとこ」

落ち込むオレの横でグラディオが会話に加わってきた。
へ~…ずっと片思い? 見た目通りのピュアな感じでイイネ!

「ほぉ~一国の王女様の心をそんなに留まらせる男ってどんなヤツだ? 気になんじゃねぇか」

このグラディオの言葉に重ねて、ノクトやイグニスも続く。

「だってよ、グレイス。聞かせてやれよ、イ・グ・二・スにも」
「グレイスの男性の好みか。それはオレも興味があるな。ぜひ聞かせてくれないか」

「!?!?!? …っ、げっほ、げほ、ちょ、二人共何言って…」
「おいまたかよ! グレイス、お前まで吹き出すとかふざけんなよ」
「大丈夫かグレイス、ほら落ち着いて水分をとるんだ」

「ふ、ふざけてるのはノクトお兄ちゃんでしょ!?
イグニスも! 誰のせいでこうなったと…げほっげほ!」

やたらとニヤニヤしながらグレイスを促すノクトと、期待を込めたようないたずらっ子のような目でグレイスを見るイグニス、
それに真っ赤になって動揺するグレイス。

結局その場では「ノクトお兄ちゃんもイグニスも意地悪! 絶対言わない!!」と言ってグレイスの好みの話は流れてしまった。




この時のオレは、このやりとりの裏に隠された意味はもちろんわからなかった。
だけど、後日ノクトからイグニスとグレイスの関係性を聞いて、あんなに完璧そうに見えるイグニスでも上手くいかないことがあるんだって知ってすごく歯痒い気持ちになったし、
オレなんかに対してさえも牽制をしてくる一生懸命なところにイグニスらしさを感じたし、
いつも優しくて穏やかなイグニスだけど、好きな子にはイジワル…っていうかSっ気あんのかな、ってちょっとだけグレイスが心配になった。


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