【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第20章 プロンプト登場! ってね
「意外だな、プロンプトが年下のスレンダーなタイプのグレイスに興味を示すなんて。
お前はいつも年上のグラマラスな女性が好きだと言っているのに」
「ぶっ!??」
「うぉ、きったねーなプロンプト」
一人百面相をしていると、斜め向かいのイグニスからとんでもないネタを投下され、堪らず吹き出してしまった。
「ご、ごめんノクト…イグニスも何も今グレイスの目の前で言わなくても良いでしょ!?」
「あぁ、そう言われればそうだな。これは悪いことをした。
あまりに正反対なのに、と感じてしまってつい、な」
ジトリとした目でイグニスを見上げるも、イグニスは全く動じない。
ほんとに悪いことしたと思ってる??
いや、むしろ目の奥が笑ってないように見えて怖いんだけど、ねぇオレ何かした???
「…男の人ってやっぱりみんな大きい胸が好きなんだ…」
「そんなことはない。そういう好みの男もいる、という話だ。
オレはグレイスのように華奢で守ってあげたくなるようなスタイルがとても魅力的だと思うぞ」
「…ありがと」
俯いてしょんぼりするグレイスにすかさずフォローを入れるイグニス…
ズルい、ズルいよ~!! オレが今それに同意しても説得力0だもんなぁ…。