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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第20章 プロンプト登場! ってね


ダイニングチェアを見ると、普段は四脚しかないテーブルに、簡易の折り畳みスツールが一脚追加されていた。

イグニスはさりげなく自分がそのスツールへと向かい、グレイスに向けて椅子を引いてダイニングチェアへ座るよう誘導する。

むむ…さすがだ。
レディファーストって言うの?  こういう所、見習わなくちゃ…。


席は、ノクトを窓側のお誕生日席に座らせて、
ノクトの右手側にオレとグラディオ、
ノクトの左手側にグレイスとイグニスが座った。

言い方を変えると、オレとグレイス、
グラディオとイグニスがそれぞれ向かい合う形だ。

ノクトの誕生日を祝う言葉を添えて乾杯をして、それぞれ好きな料理に手を伸ばす。

ここでもイグニスはノクトやグレイスに、グラディオの前辺りにある手が届きにくそうな料理をちゃんと本人達に食べるかどうか聞きながら取り分けていく。

うーん…さすがだ。自然にデキる男すぎる。

オレもグレイスに良いところを見せたくてテーブルの上をキョロキョロ観察していると

「プロンプトさんは、高校に入ってからノクトお兄ちゃんと知り合ったんですか?」
「…ぅえっ!?」

急に目の前の美少女に話し掛けられてまた変な声が出た…しっかりしろよオレ…。

「ぁ、あ、いや、ノクトとは小学校も一緒だったんだけどね、仲良くなったのは高校から!」

「そうだったんですか、じゃあ私も前にお見掛けしたことがあったかもしれませんね。
学年が違うとわからないものですね」

「あー、学年同じでもわかんなかったかもしんねーぞ。だって小学生の頃のコイツすっげー太…」

「わー!  ノクト!! その先は言わないで!!」

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