【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第20章 プロンプト登場! ってね
そんなのんきな会話をしながらノクトと一緒にリビングに入ると、全く予想もしてなかった光景が目に飛び込んできた。
ノクトと同じ髪の色をした黒髪の美少女が、イグニスと並んでキッチンで料理をしているではないか。
(えっ、何? 誰デスカ?)
その女の子のあまりの可愛さに目が離せなくなってリビングの入り口でフリーズしていると、オレの存在に気付いた少女がこちらへパタパタと駆け寄ってくるではないか。
(ま、まままま待って、ムリ! 可愛すぎてムリ! オレ心の準備出来てなさ過ぎてムリ!!)
一体何に対して準備が必要で何がムリなのか自分でもよくわからないけど、とにかくそれくらいテンパっていたオレにたたみかけるように目の前の美少女が微笑みかけてくる。
「こんにちは。プロンプトさんですか?」
「は、はいぃっ!」
声、裏返った。挨拶だけでこんな動揺するとか童貞かよ。
…あ。オレれっきとした童貞でした。経験者ぶってごめんなさい。
「初めまして。私ノクティスの妹の、グレイスです。
いつも兄がお世話になってます。
今日のノクトお兄ちゃんのお誕生日会、プロンプトさんが声かけてくれたって聞きました、ありがとうございます」