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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第2章 楽しいお泊まり


--翌朝--

「わーーーーい、着いた着いた! 久しぶりに来たけど、この公園やっぱり広いなー!」

お天気に恵まれたお泊まり二日目、私達は予定通りお城から少し離れた王立公園へと遊びに来ていた。

ノクトお兄ちゃんは脇に大きな図鑑を抱えて、車から降りた後一目散に駐車場を駆け抜けていく。

その勢いにつられてか、グラディオも「オレも付き合うぜ!」と一緒に飛び出していき、その後を慌ててバタバタと警護隊の人達が追いかけていった。

「えー…もう行っちゃった」
「相変わらず元気が良いというか、慌ただしいというか…」



駐車場に私とイグニス、乳母のラケル、それと数名の警護隊員が残された。


「どうする? 追いかける?」

「うーん…いや、せっかく気持ちのいい場所に来たことだし、

ひとまずノクトのことはグラディオと警護隊員の人達に任せて、グレイスは僕と一緒に公園内をゆっくり散策しない?」
「いいよ! ラケル、イグニスと一緒にお散歩してくるね!」

そうして私は、温かく、お父さんとは違ってまだ柔らかさの残るイグニスの手を取り歩き出した。

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