【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第15章 ダンスレッスン
二人きりでダンスレッスンをしたあの日以降、
「グレイスは小さい頃からピアノをやっているだけあって、音楽を聴いて捉える力とリズム感が良いな。
踊っていてとても楽しいから、また一緒にやらないか」
と言って、イギーは何度も何度もダンスレッスンに誘ってくれるようになった。
そう言われてもちろん悪い気はしないし、他でもないイギーからのお誘いだから喜んで足を運んだ。
数ヶ月練習を重ね、お父さんの誕生日が近づいてくる頃には、上級者向けだと言われるステップもついていけるようになった。
「すごいなグレイス、数ヶ月前とは見違える程の上達ぶりだ」
「ありがとう、イギー先生のご指導のお蔭ですよ~」