【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第13章 進級
「あはは、本当だよね。
グラディオってば子どもの頃からいっつも周りより二回りくらい大きいんだよ~。
てゆうかもしかして最近また背伸びた?」
「まぁな。まだまだ絶賛成長中だぜ。
そういうグレイスは…ちょっと見ない間に大人っぽくなったなぁ?
さては、好きなヤツでも出来たのかぁ?」
「はぁ~? 王女として色々この国の将来について考えてたらそりゃ少しは大人びるでしょ。
…それに、永遠の片思いなら数年前からしてるし」
からかい半分で聞いてくるグラディオに半ば呆れながら答える。
最後の方は自分の心境を映してか…どことなく投げやりな言い方になってしまった。
「グレイスの立場でそんな片思いって何だよ。
式典とかで知り合った良いとこの坊ちゃんでも釣り合いが取れないなんてことはねぇだろ?」