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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第12章 ブルーローズ


そんな身勝手な想いを抱きながら、グレイスの頬を右に左に何度も往復し、ようやく気持ちが落ち着いてきた頃に、

一際たっぷりと唾液を纏わせた舌で唇を舐め潤してから、最後に思う存分長い時間、しっかりとグレイスの頬に吸いついた。


水分量の多い接触にグレイスの肩が ビクリ としたことに興奮する。


ちゅぱ…と艶めかしい音を立てながら唇を離すと、

しっかりと濡らした唇でキスした所はオレの唾液が頬に残り、部屋の照明によってテラテラと光るその様が非常に淫靡な光景となって、普段はひた隠しにしているオレの腹の底に渦巻く独占欲をなかなかに満たした。

散々好き放題した後、ようやく腕の中から解放したグレイスを見ると、顔や耳はもちろん、セーラー襟から覗く首元まで真っ赤にしてどうしていいかわからないというような表情で固まっていた。

そんなグレイスの頭を再度自分の肩に引き寄せ、彼女の髪に鼻をつけ、胸一杯に匂いを吸い込んだその息で


「グレイスは…絶対に失いたくないオレの大切な大切な…妹だ」


そう、自分に言い聞かせるように囁いた。






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