【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第10章 初挑戦
無情にもあっという間にニンジンは小さくなっていき、さらさらの擦りおろされた状態になってしまった。
当たり前だよね…二人分の力がかかってたんだもん。
「よし、次はこれを生地に混ぜていくぞ。
…ん? どうしたグレイス、顔が赤い様だが熱でもあるんじゃないのか?」
「そ、そんなことないよ!
ニンジンおろすのに力入れてたからじゃないかな!?」
「そうか…? それならいいが、体調が悪かったり疲れたらすぐに言ってくれ」
「うん! ありがと!」
はぁーーー…私が変に意識しちゃってるばっかりにイギーに余計な心配させちゃってる…
もう、集中集中! 作業に集中しよ! せっかくイギーだって忙しい中付き合ってくれてるんだから!