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【第五人格】詐欺師の仮面

第3章 エウリュディケ荘園


『……………』




不味い…方角が分からない、このままじゃ行き倒れだ




『…チッこんなことなら来なきゃ良かった』




ブツブツと呟きながらそれでも足を進める、ここで死ぬのはごめんだ




?「あ、やっぱりなの!声がすると思ったなの、ここでなにしてるなの?」




なんだこの、なのなの少女は?




『…や、エウリュディケ荘園ってとこを探してて』




?「私そこに住んでるなの!案内するからついてきて!」




そういってガシッと僕の手を掴み歩き出した




『っ…悪いけど、手ぇ離してもらえる?』




?「あ、私エマ・ウッズっていうなの!エマって呼んでなの~」




……うわぁ、面倒なタイプだ




『エマさん、僕は人と馴れ合うのは嫌いなんだよ』




エマ「そうなの?でも、大丈夫なの!ここにはたくさんの人がいるから、きっと好きになるなの」




『そういう問題じゃないんだよっ!』




力強く叫びエマさんの手を振りほどいてしまった




『………僕にはあまり関わらないで』




エマ「ごめんなの、でもここにも貴方と同じ様な人がいるなの。あまり気にしないでなの」




エマさんについていくと、大きな屋敷があった




『ここが、エウリュディケ荘園……』




エマ「そうなの!詳しい話は多分後で説明されるなの、とりあえず入ってなの」




エマさんに促されるまま屋敷のなかに入った
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