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【第五人格】詐欺師の仮面

第3章 エウリュディケ荘園


答えるのが面倒だなと思い、サバイバー全員に向けてニコリと微笑むだけにした




?「うわぁぁぁ!どっちなんだ!!女性なのか!」
?「服装的に男性って場合もあるわね」
?「あぁ、ジョゼフみたいな?」




ナワーブ「お前……そんな嫌かよ」




『何が?』




イライ「喋っても中性的な声だからね、分からない」




『僕の性別を知ってどうなるって言うんだよ、まったく』




ナワーブ「分かんないから気になるんじゃねーの?」




そう言われてもなぁ…




?「ナワーブ、隣座ってもいい?」




?「ビクター!私達もいいかい?ほら、アンドルー君」




三人の男性が近寄ってきた、誰だろう




ナワーブ「こいつはノートン、俺も信頼してるからなんかあったら頼れよ」




ノートン「ノートン・キャンベル。よろしくね」




ビクター「この…二人は、ルカ・バルサーさんとアンドルー・クレスさん。頼れる人…です」




ルカ「ビクター君が喋るなんて…珍しい」
アンドルー「ね、熱でもあるのか?!」




『…ビクター、あまり無理するな。さっきから顔色が良くない』




ビクター「平気…ですよ」




ビクターの頬を両手で包み、顔を近づける




『駄目だ、多分ゲームの疲れがもろに出てる。夕飯を食べたら長居せずに寝た方がいい』




ビクターはバッと顔をうつむかせてしまった




ナワーブ「うわぁ……」
イライ「これが素は……」




『ビクター大丈夫か!?部屋、戻るか…?』




ビクターはうつむいたまま動かない




『ビクター…?ナワーブ……どうしよう…』




ナワーブ「あー、泣くな泣くな。ルカ達でビクター部屋に運んどいてくれるか?」




僕の頭を撫でながらナワーブが言う




ルカ「任せてくれたまえ、落ち着いたら連れてくるよ」




三人は食堂を出ていってしまった




『ビクターの気に障った……のか?…恐怖症があるのに無理させたかな?!』




ナワーブ「落ち着けって、ビクターはお前の事嫌いになったりしねーよ。安心しろ」




『…なら、いいんだけど』




イライ「急に顔が近付いたから驚いたんだろうね」




後ろ髪を引かれつつ、また後で会いに行こうと思った
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