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【第五人格】詐欺師の仮面

第3章 エウリュディケ荘園


イライ「ふふ、兄弟みたいだね」
ビクター「先程…ぶりです」




二人はナワーブの声で寄ってきてくれた




ナワーブ「これで問題ないか?ビクターもあんま無理すんなよ」




四人で固まって座ろうと提案した




イライ「それじゃあ、私が前に座ろう。長く居た人を隣にしたいだろうしね」




ナワーブ「わりぃな、イライ」
『わざわざごめんね、イライ』




イライ「気にしないで、謝ることじゃないから。君が楽に過ごせるならいいんだ」




イライが言う言葉は心がふわっと軽くなる




『うん、ありがと…イライ』




ナワーブ「お、ちゃんと礼できたな!」




『なっ、僕だってお礼ぐらいする!馬鹿にしてるのか!?』




ビクター「あっ…セツナさん、落ち着いて」
イライ「ナワーブ、失礼だろ」




ムスリとしながら座る




『それより、どういう状況なんだい?』




辺りを見回して言う




ナワーブ「セツナの歓迎会、酒にご馳走になんでもござれだ」




『へぇ…毎回こういうことしてるの?』




イライ「新しいサバイバーが来る度にやっているよ、彼らも飽きないよね」




ナワーブ「ほとんどが酒とご馳走目当てだろ、知らねーけど」




『目立たないなら何よりなんだけどね』




テーブルに片肘をついてそう言う




ナワーブ「さぁな、結構注目されてんじゃねーの?」




イライ「私達に飛び火があってもおかしくなさそうだね」




イライの目線を追ってみると多くの人がこちらを見ていた




?「おいっ!ナワーブ!何でお前がその子の隣なんだ!俺に譲れ!」




ナワーブ「やだね、お前みたいな女たらしの隣になんて出来るかよ」




ナワーブが舌をべぇっと出してそう言った




エマ「そもそも性別が分からないなの、どっち?」




エマさんにそう問われる。当たり前だろう、僕の格好はどっちともとれるものだ




白のYシャツに紺のベスト、グレーのズボンと言った出で立ちだ。男とも女ともとれる




…どう答えよう
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