第7章 夏休みは任務です②~大人の階段登る編~
『んあっ・・っああんっ・・あぁぁぁんっ・・っ、』
「・・・っ、花子っ、くっ、すごいっ気持ちいいよっ、」
『すっんぁっ、すっ、すぐるっんあっぁぁんっ、』
「可愛いっ・・・・っもっと聞かせて?」
汗ばんだ額にへばりついた花子の前髪を横に流し、視線を交わらせるがいつもとは全然違う花子の色っぽい表情(かお)に簡単に興奮した。
・・・壊してしまいたい。
大切にしたいからと保っていたゆっくりめの律動がほんの少し速まる。もちろん花子の喘ぎ声もそれに合わせて速まる。
『んあぁぁぁんっ、あっ、あぁぁぁんっ・・・っ、』
(いつも可愛いけど、)可愛いその声だけで、射精感もどんどんと高まる。欲を言えばあーんなことやこーんなことも試してみたい。けれど、今日は花子のハジメテを沢山貰ったのだから、と自分に言い聞かせ正常位のまま一定のスピードを保ちながら出し入れを続ける。
『やぁぁぁんっ・・・すっ、すぐるっ、ぁぁぁんっ、だ、だめぇっ、んあっ、』
「何処がっ、だめなんだいっ?」
『んぁぁぁっ、わ、わかんないっ・・・んっ、よぉっ、あぁぁぁんっ、』
快楽の逃し方を覚えた花子は背中を弓なりにしたり、身を捩ったりするので、敢えて動かないように白くて細い腰を両手で掴み、更に律動を速めた。
そして多分最奥だと思われる一点に先端を突き上げるように腰を打てば、花子は今日一番の嬉声をあげ、身体をビクビクと震わせた。
「花子、今イったね。」
『・・・っはあっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・、』
肩で息をする花子は意識があるのかないのか分からないが、虚ろ虚ろな目は私をしっかりと捉える。申し訳ない気持ちもあったが、私のソレも絶頂まであと少し。
「ごめん、あと少し付き合って・・・っ、」
同じ体勢のまま、再び腰を打ち付ける。私と花子の肌がぶつかってパンパンと部屋中に響く音。高専の古いベッドがギシギシと軋む音。蜜口から溢れるぐちゅぐちゅという水音。可愛い可愛い彼女が自分に善がる午前5時。
「くっ、私もイくっ・・・うっ・・・、」
『ぁぁんっ・・・す、すぐるっ、ぁんっ、すきっ、んぁ、』
そうして彼女のハジメテは終わった。