第7章 夏休みは任務です②~大人の階段登る編~
「安心して、まだ挿れてないよ。」
『んっ・・・あっ・・・でもっ・・・っんあっ・・んっ、』
「んっ、気持ちいいねっ、」
ただソコにソレを擦り付けているだけなのに、まるで入っているかのような感覚に自分の息も少しづつあがる。花子はときどき腰を浮かせたり身を捩りながらも、私の目を逸らさないという約束をギリギリだが守る。
もちろん絶え間なくキスは落とし続けて、花子にバレないように項や鎖骨あたりに自分のモノだと主張するためだけに紅い華を咲かせる。
「花子、んっ、かわいいっ、」
『っす、傑っ、んぁっ・・・きもち・・・いい・・んっあ、』
「私も気持ちいいよ・・・っ、ねぇ花子、私がいいよって言うまで目を閉じていて。」
擦り続けたそこからだらしない涎が垂れ始め、一度花子から身体を離す。どうして、と言っておきながらもこういうときちゃんと目を閉じるから花子は本当に素直で可愛い。
そうして我慢の限界に来た欲棒にベッドの下の引き出しから、隠してあった避妊具を手探りで探し性急に準備する。目頭に力を入れてぎゅっと瞳を閉じる花子に触れるだけの優しいキスを1つ落とす。
「花子、目開けていいよ。」
『・・・傑っ?』
「今から本当に挿れるからね?」
『ん・・・。』
「もし怖かったり痛かったらすぐ言ってね。分かったかい?」
『うん、分かった。』
そうこくりと頷く花子のおでこに優しくキスを落として、いよいよ蜜口に自分のソレを押し当てる。先端の数センチを挿れたその瞬間に、花子は今までで一番大きな声をあげて、両手でシーツを握りしめる。
「ごめん、最初だけだから・・・くっ、」
『んっ、大丈夫・・・だよ、傑だもんっ、』
「身体の力抜いて、」
体勢を整え、花子の細い腰あたりに手を添えゆっくりと進め挿れる。充分に慣らしたとは言えやっぱりソコはキツく、ちょっとずつちょっとずつ奥へと目指す。
『んっ・・・やっぁっ・・すっ、すぐるっ・・・っん、』
ときたま痛みを耐えるような険しい顔に申し訳ない気持ちにもなったが、上から見下ろした花子の身体はとても妖艶で花子のナカでまた膨れる。