第7章 夏休みは任務です②~大人の階段登る編~
『んあっ・・・あぁぁっ、・・・っすっ・・・っぐる、んぁ、』
「なんだい?」
『やっ、・・・っんぁ、こえ・・・でちゃっああんっ・・・っ、』
秘部に入れた指の律動を速めれば、花子の声も自然と大きくなる。それが恥ずかしかったのか、手の甲で口元を覆うように隠す。その手を強引に剥がし、反対の手で布団に縫い付けるように抑える。
「声、我慢しないで。」
『で、でもっ・・・んっ、』
「大丈夫、きっと2人ともまだ寝てるさ。」
午前4時35分。
一部屋挟んで隣にいる硝子は昨晩お酒も飲んでいたし、まず起きている可能性は無いに等しい。そもそも悟も硝子も(花子もだが、)滅法朝に弱い。故に少しくらい声を出したってバレやしないだろう。
そうしていつの間にか控えめだった蜜口もぐちょぐちょと下品な音を響かせ始めたころ、自分のモノもこれ以上ないほどに膨れ上がりキツくなったズボンとパンツを脱ぎ捨てながら、花子のずり降ろされたショーツも同じように脱がす。
『傑・・・っ、』
「ん?」
『あ、あんまり見ないでね。・・・恥ずかしい。』
「あぁ、分かった。見ないように努力するよ。」
『ねぇ傑?』
いよいよその時が近づいてきて不安なのか、繋がれた手を力強く握りながら花子は何度も私の名前を呼ぶ。その際も一糸まとわぬ姿になった私たちの身体は既にピッタリとくっついていて。隙を見ては唇、首筋、鎖骨あたりに何度もキスを落とす。くすぐったそうにするその顔は本当に可愛かった。
「ん?」
『・・・好き?』
なんて腕の下で眉毛を下げて問いかけるその様に、自分のソレは簡単に反応してしまう。こんなことを言うと嘘っぽく聞こえてしまうけれど、こんなに誰かを愛おしいと思ったのはハジメテだった。
「バカだなぁ。好きに決まってるだろう。」
『良かった・・・』
「じゃなきゃ、こんなことしないさ。」
そう言えば満足そうに微笑む彼女の髪を梳かすように何度か撫でる。そして怖くないようにリラックスしてデキるように優しく声をかけ続ける。
「今から、コレを挿れるんだ。」
膨れ上がったソレを見せないように、花子の蜜口に添えるように擦りつける。ビクりと花子の身体が跳ねた。