第7章 夏休みは任務です②~大人の階段登る編~
「花子、大丈夫かい?」
『っん、だ、大丈夫・・・っ、』
「痛かったり怖かったりしたらすぐ言うんだよ。」
まぁ、辞めてはあげられないけれど。
と、口に出そうだった言葉たちを心の中で呟いたのは、大丈夫なんて言う花子が全然大丈夫そうに見えなかったからだ。そして指を一本入れただけで締めるように纏わつくソコに、自分の愛で溢れた欲棒が本当に入るのかも甚だ疑問だった。
人差し指を少し動かすとくちゅりと水音が響くほどには、しっかりと花子のソコも濡れていて、そういう気分になっているんだなと思うとホッとした。それと同時に可愛い声も出てくるもんだから、喉から手が出そうなくらいには求めていた。
『・・・すっ・・・ぐるっ、・・・っ、』
「大丈夫。少し動かすよ?」
こくりと頷いた花子の返答をきちんと見届けてから、人差し指で円を描くようにゆっくりと優しく動かす。
『やぁっ・・・んっ、』
「痛いかい?」
『ちょっと痛い・・・けど、なんか変・・・っ、』
「直に良くなる、ちなみに怖くは?」
『ないっ・・・よ・・っ、んっ、』
「じゃあ、花子。私の目を逸らさないでじっと見ていて。」
指の動きを止めずに会話を続け、花子の口からは空気のように嬉声が漏れる。ソコはひくつきながらもより一層愛液が増してきて、くちゅくちゅと音も段々に大きくなる。そしてナカもほんの少し広がってきたのを指先で確認してから(ホントは視認したかったが、きっと花子は嫌がるだろうから今回は我慢した。)ゆっくりと、指を出し入れしてみる。
『あっ・・・んぁ、すっ、やぁんっ、ダ、ダメっ・・ん、』
ハジメテだと言う割に花子の感度は悪くない。ダメなんて言いながらも真赤に染めた頬に、うるうると泪を溜めた瞳に、可愛い声で鳴くその様は気持ち良いと証明するには充分過ぎるほどだった。
「ダメじゃないか、私の目だけをちゃんと見てなくちゃ、」
喘ぎながら目を閉じた花子にそう声をかけると、一瞬ナカがキツくしまった。花子ったらいやらしいね、と声をかけたかったが、ハジメテなんだから意地悪はよそうと加虐心とも似た感情に蓋をする。
その代わりゆっくりだった指の動きは速めた。