第97章 天国へのカウントダウン1
貴方side
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歩美「わあー、富士山だ!」
光彦「綺麗ですね」
元太「やっぱ日本一の山だぜ」
ある日の休日、子供達と博士の車でキャンプに向かっていた
狭い為、私は助手席に座り哀を抱えていた
後ろには、哀以外の4人が並んで座っている
歩美「あれ、なんだろう?」
歩美ちゃんの視線の先にあるのは、大きな2つのビル
貴「…あれは確か、西多摩市に新しくできたツインタワービルだね。高さは319mと294mの2つのビルが連絡通路で繋がって行き来できるようになってるみたい」
博士「日本一のっぽな双子じゃよ!」
元太「へー、行ってみてえなあ!」
光彦「博士、明日キャンプの帰りに行ってみましょうよ!」
博士「…分かった分かった、帰りに少しだけ寄って行くかの」
歩/元/光「やったー!」
博士の答えに、子供たちは大喜び
★★
オートキャンプ場で一緒に遊んだ後は、夕食を食べていた。
私や手伝ってくれた哀や歩美ちゃんが作ったご飯を美味しそうに食べている。
特に元太君はバクバク食べてるが、光彦君の食べ終わった紙皿にご飯粒が残っているのを見て話す
元太「おい、まだ残ってんぞ」
光彦「え?」
元太「米粒1つでも残すとバチが当たるんだぞ」
博士「その通りじゃ。米は農家の人が88回手間をかけて作るんじゃからなあ」
光彦「88回?」
貴「米という字を分解すると、八十八になるからでしょ?」
光彦「ホントですね!」
元太「そーかあ?」
歩美「なるなる!」
博士「それで88歳の祝いを米寿と言うんじゃ。ついでに教えると77歳が喜寿で、99歳が白寿じゃ。喜寿はなぜ77歳かわかるかな?」
コナン「…喜寿の喜っていう字の草書体が七十七に見えるから…だろ?」
哀「白寿は、百から一を取ると白になるから」
と新一と哀が答える
光彦「いつもの事ながら、お2人はよく知ってますね」
元太「おめーら、本当は歳誤魔化してんじゃねえか」
貴(子供の勘って侮れない…)
その後、博士の十八番のクイズが出されたが言い方が悪いが大分下らない問題だった