第93章 瞳の中の暗殺者25
コナンside
俺達は、怜花を隠しながら庇う
貴「………ねぇ?どうして?」
コナン「え?」
松田「?」
貴「どうして2人は、こんなに私の事を守ってくれるの?」
コ/松「…」
怜花の問いに耳を傾けると、あるボートが流れてくる
貴「ねぇ…どうして?」
コナン「…フッ」
松田「……決まってんだろ」
ガシッッ
コ/松「好きだからだよ/好きだからだ」
貴「?!」
コ/松「オメェの事が好きだからだよ/お前の事が好きだからだ…」
貴「…」
コ/松「この地球上の…誰よりも/な…」
貴「……っ」
ドシュッ
松田刑事と一緒に、怜花を連れある場所に行く
バシャンッ
コナン「息を大きく吸って、隠れるよ!」
流れてきたボートに身を隠す
コナン「…ふぅ…」
松田「こんな場所があったとはな…」
貴「…コナン君、松田さん…ありがとう……おませさん」ニコ
コナン「あ、うん…」
松田(まさか…坊主と台詞、被るとはな…)
★★
貴方side
広場
コナン君は、時計を見ながらどんどん進む
コナン(……確か、もうすぐ3時間…)
ドシュッ
コナン「っヤツだ!」
風戸「ここで終わりにしようじゃないか、コナン君、松田刑事…それにキミ達には、逃げ場がない…」
真ん中に連れていくコナン君に、付いていくが
松田「坊主!!」
ドシュッ
コナン「っ!松田刑事!!」
貴「松田さん!」
松田「…っ…」
コナン君を押し、庇うように左足を撃たれる松田刑事はその場にしゃがむ
松田「平気だ…かすめただけだ…っ」
風戸「言ったろ?もう逃げ場がないって…」
コナン「……今ここで怜花姉さんを殺すと、友成真さんの無実が証明されてしまうんじゃないの?」
風戸「そうなんだよ。友成は逮捕前に消すつもりだったが仕方がない…さて、やはりここはレディーファースト…かな?」
私に拳銃を向ける風戸先生