第86章 瞳の中の暗殺者18
コナンside
電車を待つ俺達、近くでは松田刑事が様子を伺っていた
蘭「来たよ!」
貴「…」
ドンッ!
貴「!?」
電車が来た瞬間、怜花が誰かに押され、線路に落ちる
コナン「っ!!」
松田「っ怜花!!!」
蘭「怜花!!!」
俺と気付いた松田刑事がすぐに線路に降り、怜花の体を抱き、横に飛び込む
コナン「はぁはぁはぁ…」
松田「……はぁ、あぶねー…」
貴「…」
ギリギリ助かった怜花は、病院に運ばれる
★★
病院
バンッ
小五郎「怜花ちゃん!!」
蘭「しぃー!今、鎮静剤を打ってもらったとこ」
小五郎「無事なのか?」
蘭「幸いかすり傷程度よ、コナン君と松田刑事が間一髪助けてくれたから」
風戸「ですが、この事件がきっかけで記憶を取り戻すことを怖がるようになるのが心配ですね…」
目暮「…しかし、これでハッキリしたな。怜花君は佐藤君が撃たれた時、犯人の顔を見ているということがな!何が何でも怜花君を守り抜くんだ!」
高木「はい!」
伊達「了解です」
萩原(…あんな人ごみで狙ってくるなんて)
松田(護るだけじゃ駄目だ…)
コナン(こっちから攻めないと…!)
俺は眠る怜花の顔を見つめたあと、証拠を探しにホテルへ向かった
すると
松田「待て、坊主」
コナン「!松田刑事…」
松田「…犯人の証拠探しでも行くんだろ、車に乗れ。俺も行く」
コナン「え…でも」
松田「萩原や伊達が着いてるから心配無用だ。このまま、アイツが狙われて見てるだけは耐えられねぇ。こっちから攻めねーと……ほら、お前が思い当たる場所教えろ。車の方が早いだろ?」
コナン「……うん、ありがと松田刑事!」
同じ気持ちだった松田刑事の車に乗り、一先ず事件が起きたホテルに向かってもらった
☆☆
蘭side
夕方、起きた怜花と軽く話していた
蘭「でも、ほんと怪我がなくて良かった!」
貴「ありがとうございます」
蘭「先生も、もう退院してもいいって」
貴「……ねぇ、蘭さん…」
蘭「(…蘭さん……)なに?」