第84章 瞳の中の暗殺者16
コナンside
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二日後
風戸「怜花ちゃん、くれぐれも無理して思い出そうとしないように…いいね?」
貴「はい…」
風戸「少しでも記憶が戻ったら連絡してください」
小五郎「分かりました」
退院する怜花を毛利探偵事務所に送る為に、松田刑事の車にて向う
★★
雨の中、車は停車する
小五郎「ここが、しばらく怜花ちゃんの家だ!」
貴「毛利…探偵…事務所?」
蘭「濡れるよ、入って」
蘭は車を降りる怜花に、傘を差し出す
貴「…ッ!?いやっ!!!」
蘭「怜花!?どうしたの!?」
小五郎「ん?…水溜まりがイヤなんだろう…佐藤刑事が撃たれた時も水がたまってたからな…もう少し前に出してくれ…」
松田「?…ああ」
貴「…」
コナン「…?」
事務所
小五郎「二階のここが事務所だ…オレはいつも、あの机で難事件を解いているんだ!」
コナン(いつもビール飲んでテレビ見てるだけじゃねーか…)
小五郎「三階のここがリビング。で、こっちが蘭とコナンの部屋で、怜花ちゃんは蘭と一緒だ」
ガチャ
貴「?」
怜花の視線は、蘭が飾ってる元の俺と怜花と蘭と撮った写真が
蘭「あ、それは怜花の幼馴染の工藤新一よ、小さい頃から一緒だった」
貴「…」
コナン(怜花…?)
小五郎「ところで、阿笠博士にはしばらく住む事連絡したか?」
蘭「うん」
貴「…これ…」
コナン「?」
蘭の胴着を見ていた
蘭「私、空手部入ってるの。怜花と一緒に……覚えてない?関東大会優勝する強さだったんだよ」
貴「…私が…ごめんなさい、覚えてなくて」
蘭「大丈夫よ!私が怜花を護るんだから!」
貴「…ありがとうございます」
3人「…」
蘭に敬語はやっぱり、見慣れねぇから…違和感あるな、蘭も悲しそうだしな
翌日
貴「ボディガード?私の?」
元太「高木刑事から犯人に狙われてるかもしれないって聞いてよ!」
歩美「私達、少年探偵団で怜花お姉さんを守ることに決めたの!」
光彦「名付けて…」
3人「怜花お姉さん/姉ちゃんを守り隊!!」