第83章 瞳の中の暗殺者15
コナンside
ナース「あの…」
蘭「?」
ナース「風戸先生が星川さんのことで、お話があるそです」
蘭「あ、はい」
蘭達の後に続き俺や松田刑事達も、風戸先生の話を聞く
風戸「MRI検査の結果、脳に損傷は見られませんでした。やはり、怜花ちゃんの記憶喪失は自分を精神的ダメージから救うためのものですね…」
小五郎「…と言う事は、怜花ちゃんをあのホテルへ連れってって、事件を再現してみたら記憶が戻るんじゃ…」
松田「…けど、無理に思い出させるのは良くねぇだろ」
小五郎「じゃあ何か?このまま、怜花ちゃんの記憶が戻らなくてもいいってのか!?」
松田「なわけあるか!怜花を苦しめるようなやり方に反対なんだよ!」怒
萩原「ちょっと、陣平ちゃん!一応毛利探偵は年上だから、タメ口は止めよ!?」
小五郎「一応は余計だ!!」怒
風戸「まあまあ…無理して思い出させようとすると、脳に異常をきたす恐れもあります…」
小五郎「あ…」
松田「ほらな!」
小五郎「うーむ…」
おじさんと松田刑事の口論?が一旦収まると風戸先生に電話が
風戸「失礼。はい、風戸です…はい、わかりました…電話してみます…」
コナン(もし、怜花が犯人の顔を見ているとしたら、一刻も早く記憶を戻して、犯人を捕まえなければ危険だ!だが、先生の言うように、無理に思い出させるのは禁物…ぜってぇ、俺が守ってやる!)
風戸「あれ?出ないなぁ。どうも失礼しました」
蘭「先生、ごく自然に記憶を取り戻す方法はないんですか?」
風戸「うーん…一般的にはリラックスした状態の時に、ふっと思い出すことが多いですね…」
蘭「分かりました」
蘭は立ち上がると、おじさんの所に行く
蘭「ねぇ、お父さん。記憶が戻るまでの間、怜花はうちに泊めない?」
小五郎「え?」
蘭「博士達は心配するだろうけど、うちなら私やお父さんも居るしいざって時に護れるでしょ?」
小五郎「俺は構わないぞ。怜花ちゃんは、娘みたいなもんだしな」
確かに、蘭の提案は良いかもな…
松田「良い案だな。誠司さんはもう居ねぇ、俺達が護らねーと」ボソ
萩原「うん」
松田(降谷達にも、連絡しとくか…)