第80章 瞳の中の暗殺者12
コナンside
小五郎「白鳥、オマエは知ってんだろ!教えろ!!」
白鳥「……犯人は我々の手で必ず逮捕します!」
小五郎「クソッ!!」
コナン「ねぇ、千葉刑事…トイレに落ちていた懐中電灯の指紋は調べたの?」
千葉「あぁ…でも、怜花ちゃんの指紋しか見つからなかったよ…」
全「えっ?」
千葉「ボクたちはてっきり、懐中電灯を取ったのは佐藤さんだと思ってたけど…実は怜花ちゃんだったようです…」
英理「そうだとすると、怜花ちゃんは自分のせいで佐藤刑事が撃たれたと思ったはずだわ!」
目暮「じゃあそのショックのためか…怜花君が記憶を失ったのは!!」
コナン(怜花…)
★★
蘭side
病室
蘭「怜花…」
寝ている怜花の傍で座る、私と園子
蘭「…たとえ記憶が戻らなくても…私達はずっと親友なんだからね…」涙
園子「当たり前よ…っ」涙
私達は、怜花を見ながら涙を流す
☆☆
コナンside
目暮「…すべて話そう…」
小五郎「え?」
コナン「!?」
白鳥「しかし、目暮警部!それは…」
目暮「なぁに、クビになったら、毛利君のように探偵事務所を開けばいいさ!怜花君の事は、昔からワシも大事だからな…」
小五郎「警部殿…」
松田「…」
目暮「高木くん!キミは佐藤君に!千葉君は怜花君についてくれ!何かあったらすぐに報告するんだ!!」
高/千「はいっ!!」
高木と千葉は部屋を後にする
目暮「去年の夏…東都大学付属病院第一外科の医師、仁野保氏の遺体が自宅マンションから発見された。
捜査を担当したのは私の先輩で、私と同じ警視庁捜査一課の友成警部だった…彼の下に、射殺された奈良沢刑事と芝刑事…そして、佐藤君がついたんだ…」
全「…」
目暮「仁野氏はかなりの酒を飲んだ上、自分の手術用のメスで、右の頸動脈を切っていた…死因は失血死…第一発見者は、隣町に住んでいて、ルポライターをしている環さん…」
コナン「…!おじさん、この人!!」
目暮警部が見せた彼女の写真に身を乗り出しながら、おじさんに話す