第72章 瞳の中の暗殺者4
貴方side
松田「怜花と坊主はどうだ?」
コナン「レインコートと傘は灰色っぽかったけど、男か女かは分からない…」
貴「…あ、傘は右手で持ってたよ」
萩原「…と言うことは、銃は左で撃ったのか」
目暮「犯人は左利きか!」
小五郎「ところで警部殿、奈良沢警部補が左胸をつかんで亡くなったことについては?」
目暮「彼は胸にしまった警察手帳を示したものと、我々は解釈した!今、手帳に書かれているメモの内容を徹底的に調べているところだ!」
千葉「現場に落ちていた薬莢から、使用された拳銃は、9ミリ口径のオートマチックと分かりました…」
目暮「9ミリ口径か…」
小五郎「女にも扱えるありふれた銃ですね…」
蘭「でも、皆巻き添えにならなくてよかった…」
コナン(くそっ、信号が赤にさえならなきゃ逃がしゃしなかったのに!)
貴「…」
数日後、刑事がまた一人殺害されたとニュースが流れ、更に事件は謎につつまれる
★★
米花サンプラザホテル
数日後、白鳥刑事の妹さんが結婚披露パーティするらしく私達も招待される
小五郎「白鳥の妹も間が悪いと言うか、何もこんな時に結婚披露パーティーしなくたって…」
蘭「仕方ないじゃない…一か月前に決まってたんだし、事件が起きたのは彼女のせいじゃないもの!」
コナン「それに結婚披露パーティーじゃなくて結婚を祝う会だし…」
小五郎「わぁーってるよ!」
貴「でも、こんな大勢なパーティも楽しいですね」ニコ
園子が何故か、私のパーティー用ドレスを用意くれた
園子「ねぇ、新郎の晴月さんってどんな人?」
蘭「画家だって言ってたわ」
小五郎「頭に売れないがつくな!」
園子「売れない画家か…こりゃ友人関係の男は、あまり期待できないな」
コナン(ハハハ…)
受付で名前を記帳する小五郎さんと私。
英理「相変わらず、ぶっきらぼうな字ね」
小五郎「え?」
蘭「お母さん!?」
小五郎「お前も呼ばれたのか?」
蘭の母親の英理さんも呼ばれていた
英理「えぇ…沙羅さんは弁護士の卵だから、その関係でね」
園子「わぁー!おば様、達筆!」
コナン(…ったく、夫婦で別々に記帳するなよな)