第71章 瞳の中の暗殺者3
貴方side
男の人は、公衆電話に入るのを私とコナンが見ていた
コナン「今度は俺からの問題だ!あのおじさんの職業は何だと思う?」
歩美「…え?うーん…学校の先生かな?」
光彦「営業マンにしちゃ、鞄がありませんね…」
元太「ウナギ屋じゃねーか?」
貴「答えは、刑事だね」
歩美「け、刑事さん!?」
コナン「そう!刑事は何かメモをする時、警察手帳を縦に開き、横書きするんだ!」
歩美「へー、そうなんだ…」
よく、父や陣平さん達がしているのですぐに分かった
パアッ
元太「青だ!渡ろうぜ!」
渡りきった所で先程の刑事が気になるのか、振り返るコナンにつられ見る
ちょうど電話を終え、出ようとした刑事の傍に人が…
ドシュッ
貴/コ「!?」
知らない人は、その刑事さんを迷いなく銃で撃った。刑事さんはその場に倒れ私達は駆け寄る。
コナン「おじさんが撃たれた!犯人はアイツだ!」
歩美「怜花お姉さん!コナン君!危ない!」
貴「!」
パッパー
信号が赤になっており、渡れなく歩道橋を使う
コナン「くそっ!逃げられたか!」
貴「刑事さん、しっかりして下さい!誰に撃たれたんですか!?」
刑事「あ…う…く…」
コナン(何だ?)
左胸を押さえ、何かを伝えようとした刑事さんは雨の中、息を引き取る
★★
『今日、午後2時頃、米花公園交差点で、現職刑事・奈良沢治警部補が射殺されました。犯人は逃走した模様です。本庁からも応援が駆けつけ、捜査本部は米花警察署に設置されました…』
街中のテレビでニュースが流れる。
あの後、救急車を呼んだが既に息はなく亡くなってしまう。
同時に目暮警部に連絡し、私達は事件の事で事情聴取を受けていた
目暮「何度もすまないが、我々にも聞かせてもらえるかな?犯人の特徴を」
光彦「若い男でした…」
元太「いや、キレイなねーちゃんだった!」
歩美「違うわ!中年のおじさんよ!」
高木「じゃ、その人が差していた傘は?」
光彦「黒い傘です!」
元太「緑だよ!緑!」
歩美「青だったと思うけど…」
小五郎「オマエら、本当に見たのか?」