第67章 11人目のストライカー37
貴方side
いつの間にか背後には、比護さんとヒデさんが立っていた
真田「げっ…何でいるんすか…」
比護「お前がいきなり試合終わった途端、走り出すから追いかけてきたんだ」
赤木「また迷惑かけてるのか?」
真田「違いますわっ!お礼言いに来ただけですっ、怜花ちゃんのおかげで、あのプレッシャーでもやり遂げられたんですわ」
比護(…貴大の奴、本当に彼女に…)
…そんなお礼なんてなんて良いのに、根が真面目な人なんだろうな
真田「!そうや。連絡先教えてや、怜花ちゃん!」キラキラ
貴「は!?…………いや、ちょっと、サッカー選手の人と…」
真田「選手は関係ないわ!俺個人として知りたいから聞いとんねん!!」
真剣な表情でスマホを持ちながら、返事を待つ真田さん
……本当に、何に関しても真っすぐな人だな
貴「分かりましたよ…」
真田「!!」
比護「俺も教えてもらっていいかな?」
赤木「なら、ついでに俺も」ニコ
貴「えぇ…?」
真田「っちょっと!!割り込んでこないでくれますか!?」怒
真田さんを押し退け聞いてくる2人に、困惑しながらも最終的に3人と連絡先交換した。
貴「……!あ、そうだ…あの、赤木選手」
赤木「?」
貴「頼み事が……」
★★
後日、私達は公園に来ていた。
新一達のサッカーをしている姿を、私と蘭や園子と見学していた
元太「本当に良いのか!?ヒデのサイン入りサッカーボール!」キラキラ
貴「うん。あの後、赤木選手に偶然会ったから特別に書いて貰ったんだ。爆弾を止めるためにボール犠牲にしたって聞いたからさ」ニコ
コナン(本当に偶然か…?)
元太君は、爆弾を止める為に赤木選手のサイン入りサッカーボールを犠牲にしたと新一から電話で伝えられた
その為、奇跡的に会った赤木選手にサイン入りを頼み込んだ。
理由を伝えると、微笑みながら新ためて書いてくれた
光彦「良かったですね、元太君!」
元太「っありがとな!怜花姉ちゃん!!」
喜びながら元太君は、新一達の中に入りサッカーをし始める。
後ろ姿を観ながら蘭達の所へ戻る