• テキストサイズ

新一の幼馴染は最強美女(劇場版)

第54章 11人目のストライカー24


貴方side

小五郎「あの、それって本当に犯人からなんですか?…もしかして、イタズラってことは…」

目暮「いや、恐らくそれは無いだろう」



白鳥警部の説明によると、前に警察は暗号の内容は公表したけれど犯人が言った最後の言葉は伏せていたと。




白鳥「そしてこのメッセージの最後にも…」

白鳥警部がなぞったのは手紙に書いてある“健闘を祈る”という文字。




小五郎「クソ…ふざけやがって…」

コナン「でもさぁ、今回は暗号は無かったね」





松田「…でもヒントにはなるな」

白鳥「メッセージのこの部分、“次は前回よりもっと多くの人達がその場で爆発を目の当たりにし”…とあるのは、次はもっと多くの人が集まる場所に爆弾を仕掛ける可能性があると思います」


陣平さんが呟き、白鳥警部が話す。





高木「前回、東都スタジアムに集まったのは8万人…」

萩原「ってことは、次は8万人以上が集まる場所ってことに…」






千葉「あぁっ!ありました!」


目暮「ど、どこだね、千葉くん!」



千葉「あれです!あのポスター!…12月3日、汐留アリーナで行われる、人気若手歌手やグループが出演する───通常、10万人コンサート!」


千葉刑事が指差したのは、事務所に貼ってあったポスター。







小五郎「ちょっと待て!このコンサートはヨーコちゃんも…」

千葉「はい。ヨーコちゃん…ぁ、いや沖野ヨーコさんも出演されます」


小五郎「出演されますじゃねーだろっ!!」

千葉「いや、そう言われましても…」



ヨーコさんの事になると必死になる小五郎さんに苦笑い。千葉刑事も困ったように眉を下げる






佐藤「毛利さんと親しい沖野さんが出演するコンサート会場なら、次の爆破対象…」

高木「偶然とは思えませんね…」



目暮「そうなると、犯人はやはり毛利くんに恨みを持つ人物か…」









千葉「あの、毛利さんの恨みとは関係ありませんが…あのコンサートの主催者は…この、山森さんが勤務する日売テレビ」


写真を見せながら話す千葉刑事





千葉「当日の夕方には彼がプロデューサーを務める情報番組で、1部生放送されることになっているはずです」


貴「じゃあ、その生放送中に爆破が起これば視聴率が上がる…」

千葉「うん、そういうことになる」
/ 100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp