第41章 11人目のストライカー11
貴方side
貴/コ「…?」
私とコナンが気になったのは、本浦さんの視線。
スマートフォンの画面ではなく、何故か小五郎さんの顔をじっと見つめてる
またスライドしながら進めると、次の写真は、ゴールを決めた直後にチームメイトに抱き着かれて祝福される姿
小五郎「友達もたくさんいたようですな」
蘭「知史君、嬉しそう…」
小五郎「ところで、なぜこの写真を私に…?」
本浦「あ、いや…ただ、知史の生きていた証を見ていただきたくて…」
本浦さんの言葉に、その場にいた全員がしんみりする
本浦「楽しい雰囲気を壊してしまったようで、すみません」
本浦さんが申し訳なさそうに言うと、後半のプログラムが始まるアナウンスが流れる
2人は会釈をして、歩いていく
光彦「なんか、しんみりしちゃいましたね…」
歩美「うん」
博士「そうじゃ!こんなときは」
沈んでいるのを見た博士は、人差し指をピシッと立てる。
歩美「え?」
元太「まさか」
光彦「もしかして…」
貴「下らないダジャレじゃ…」←
阿笠「れ、怜花君!いつもそう思ってたんか!?」
貴「?そうだけど」スパッ
コナン(たまに真顔で、毒吐くよな…)汗
博士の思いつきは、クイズかダジャレを交えた問題に決まってる為、私達の表情は曇る
博士「いつものクイズで明るく楽しくいきましょー!」
貴「…」
博士以外、またか…という表情で苦笑している
博士「ではでは、皆さんもご一緒に!」
博士は、ウゥンと咳払いをしみんなに語す
博士「サッカー選手の車の特徴は、サッカー用語に由来して、ドアがよく閉まることだと言われておる。はて、その用語とは次のうちのどれかな?一、オフサイド。二、ハンド。三、コーナーキック。四、イエローカード」
クイズを出題された一同は「うーん」と考え始める。
榊さんと本浦さん、山森さんと薫さんも考え込んでいる
博士「今回は少し難易度が高かったかな?」
貴「分かった、コナン?」
コナン「ああ。答えは…」
?「二番!ハンドリングのハンド!」
背後から声がして、一同が振り返る。
すると、Jリーガーの遠藤選手を先頭に、楢崎選手、中村選手、今野選手が歩いてくるのが見えた