第38章 11人目のストライカー8
貴方side
赤木「…まいった。降参」
観客から歓声と拍手が起こり、コナンはへへへ…と照れたように頭をかいた
元太「スゲー、コナン!」
歩美「コナン君、かっこいい!」
興奮した子供達がコナンの元に駆け寄り、私と哀も近くに寄る
哀「やっぱり、中身はただのサッカー小僧ね…」ボソ
貴「相変わらず、凄いじゃん」ニコ
コナン「!ま、まあね…//」
赤木「君、大きくなったらスピリッツにおいでよ。東都スタジアムで一緒にやろう!」
コナン「う…うん」
元太「オレもやりてー!」
光彦「ボクも!」
歩美「私も!」
皆が手を挙げる為、赤木選手は苦笑いした
赤木「あそこはJリーガーの誰もが一度は立ちたいと思う最高の舞台だからね。さあ、みんな少し休もうか」
戻りながら、新一にスポーツドリンクを渡す
貴「何か、小さい頃の新一を思い出すわ…」
コナン「まぁ、昔からサッカーはやってたしな…」
すると、「おーい!」と背後から声がする
振り返ると、ビッグ大阪の比護さん?が走ってくるのが見えた
哀「あ…」
園子「ひ、ひ、ひ、ひ……比護隆佑っ!!」
哀と園子の顔が真っ赤になる
元太「スゲーッ、本物の比護だ!」
コナンと何故か私の前に立った比護選手は、質問してきた
比護「工藤新一…」
貴/コ「!?」
比護「……って知ってるか?隣の君も、あの時居たよな?」
貴/コ「え?」
私を見ながら、新一の事を聞いてきた比護さんに困惑中…
貴「えっと……どこで、会いましたっけ…?」
比護「あぁ…前に彼の試合を見に行ってね。その時、君も応援して居たよ」
貴「………!あ、あの時新一に声掛けた…」
比護「そう!この子のフォームが似てるんだ、彼のフォームにね…」
確か、学校で試合があった時に新一の応援で行った時に会ったな。見覚えあると思ったけど