第31章 11人目のストライカー1
貴方side
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とある日。私は蘭に誘われ、博士や哀と子供達と園子と米花スポーツランドに来ていた
小五郎さんの後輩の榊良輔さんが、元サッカー選手で、少年サッカーチームの監督をしていることから、コナン達を「Jリーグサッカー教室」に参加させてくれた。
スポーツは得意だがサッカーは観る派の私や蘭達は、見学係
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博士家
歩美「あ!怜花お姉さんだ、おはよう!」
貴「おはよう、皆早いね」
コナン「博士は?」
貴「…ちょっと、忘れ物をね」
光彦「あ、出てきましたよ!」
光彦君の声に振り返ると、玄関のドアが開いて博士が哀と一緒に出てきた
阿笠「すまんすまん。免許証がなかなか見つからなくてのぉ」
元太「まったくよぉ、ボケちまったんじゃねーのか?」
光彦「しっかりしてくださいよ」
元太と光彦が口々に文句を言うと、博士はハハッと頭をかいた。哀は呆れる表情だ
免許証は、財布とかに入れといてよね…
歩美「行くよ、スポーツランド!」
コナン、歩美ちゃん、元太君、光彦君は後部席。私は助手席で哀を抱えながら乗る
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子どもサッカー教室が行われる米花スポーツランドの入り口には大きな看板が設置され、抽選で選べれたユニフォーム姿の子ども達とその親が続々と入っていく
グラウンドの隅にはフリーキック用の人形が並べられ、子どもたちが珍しそうに眺めている
大会関係者やマスコミ、一般のサッカーファンも大勢集まっている中、小五郎さんと蘭、そして親友の園子がベンチに並んで座っていた
小五郎「ったく…何でオレまで付き合わなきゃなんねぇーんだ…」
蘭「いいじゃない。どうせヒマなんだから。あ、来た!怜花!」
貴「お待たせ」
私達の姿を見つけた蘭が立ち上がると、歩美ちゃん、光彦君、元太君が走ってきて、その後を博士とコナン、私と哀が歩いていく
園子「遅かったわねぇ~」
光彦「博士が悪いんです」
歩美「また免許証の場所を忘れちゃって……」
博士「ハハハ…」苦笑
蘭「でも待に合ってよかったわね。Jリーグの選手もまだ来てないみたいだし…」
蘭が言うと、歩美ちゃんが「よかったー!」と胸をなでおろした