第30章 ゼロの執行人30
貴方side
貴「零さん!」
コナン「!?」
零さんに向かってコナンを投げる
ドシャッッ
コ/降「っっ!怜花っっ!!」
コナンを投げると同時に、私はバランスを保てなく思っきり地面に落ちる
貴「っ…た…っ」
頭は打ってないけど、背中や足をぶつけてしまい痛みが襲う
★★
貴「……」パチ
降谷「怜花!!」
コナン「大丈夫!?」
貴「…れ……安室さん、コナン」
どうやらあの後、急いで駆けつけた2人が病院に運んでくれたみたい
周りには蘭、小五郎さん、園子、ヒロさん、陣平さん、研二さん、伊達さんも居た
蘭「もうっ、ビックリしたよ!病院に運ばれて意識不明とかさっ…」
貴「…ご、ごめん…蘭…った…」
園子「ちょっと大丈夫!?」
貴「せ、背中が…」
小五郎「怜花ちゃん、しばらく入院だからな」
貴「……はい」
背中は腫れてるらしく、左足と左肘を強く捻挫した為しばらくは動けない
と言うと、小五郎さんは先生に行き蘭と園子は売店に何かを買いに行く
貴「…零さん、何でそんなボロボロなんですか?」
ふと、零さんを見ると顔が赤かったり頭にタンコブが出来ていた
降谷「こ、これは…」
松田「俺が殴った。お前を危険な目に合わせた上に、泣かせたしな!」
諸伏「俺も」
貴「…いや、私は自分の判断で…」
諸伏「例えそうでも、君が危ない目にあったのは事実なんだ」
降谷「ああ…」
コナン「無事で良かった…」
★★
コンコンッ
降谷「怜花」
貴「!零さん」
帰ったはずの零さんが、また訪れた
降谷「新ためて、すまない。お前に、こんな怪我までさせて」
貴「…謝るのは、もう止めて下さい。私は、コナンを守りたいし…この国を、守りたかっただけです!」ニコ
そう告げると、驚きながらも微笑む
降谷「…その、退院したら怜花の好きな場所にいかないか?」
貴「!いいですね。皆も…」
降谷「俺と、2人だ……嫌か?」
貴「……いえ!楽しみです!考えときますね」
降谷「ああ」ニコ
密かに、彼と約束しながら…事件の幕が閉じた