第9章 どうしようもないんだ(D.T)
「ふぅ、う、つねたさ、」
唇を合わせたまま彼女は言葉を漏らす。
「…何?」
「ん、んぅ、うぅ〜…」
何を言いたいのかよくわかる。でもそのかわいいお口から聞きたいんだ。
「どうしたいの?」
俺の肩にこてんと頭を倒してやや恨めしそうに睨んでくる。
「さわって…ください…」
その瞬間背中のホックを外し下着とインナーを一気に捲り上げ中心に噛みついた。
「ああっ!や、あっ!」
急な刺激に背を反らせる。それじゃますます舐めやすいじゃないか。片手で腰を抱き、片手は膨らみを揉みしだき、もう一つの中心を吸い上げる。
「んぅ、ん、ん、く、ぅぅ」
「声、我慢しないで…ここ防音だから」
「は、い、んんっでも、はずかし」
軽い彼女をひょいと抱き上げソファーにぼすん、と寝転がした。
彼女は急に視界が変わってきょとんとしている。
見下ろす彼女は、長い髪が広がり、捲られた服から覗く胸がいやらしく俺を誘う。
再び胸にかぶりつきながからジョガーパンツを脱がせにかかる。
「んあっ、ああん…ま、待ってっ…」
ヒップの半分ほどまでで止められる。