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彼らとの夜 King Gnu R18

第8章 仲直りの仕方(S.I)


披露宴は15時から。彼も私もお酒が好きだからタクシーで向かうんだろうな、と漠然と感じている。

私は9時には掃除、洗濯に取り掛かっていた。12時には美容室にセットの予約を入れている。

彼は11時ごろ起きてきてソファーでくつろぎ出した。ちゃんと用意するとは思っているけど、今日はさすがに声をかけないと。最悪、友人たちに迷惑をかける事になる。

「おはよ。昨日の夕ごはん冷蔵庫にあるからあっためて。私セットに行ってくるから。2時には出るでしょ?タクシーでいいよね?」

彼は私の間髪入れない喋りの合間に「ん」「ん」とスマホを見ながら返事をした。

またソファーで寝てしまわない事を祈りながら、用意していたドレスを着て、私は部屋を出た。
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