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彼らとの夜 King Gnu R18

第6章 バカンス(D.T)


「あー、悪い。サイズでかかったな」

それはダイヤのリング。

自然と涙が溢れてきた。

「う、そ。え、なんで」

「なんでって…んー、これ以上?あなたを野放しにしておくのは?いやいい意味で。つかそばに置いときたい?みたいな?」

彼の言葉のチョイスがあんまりで、おかしくて笑って泣きながら文句を言った。

「もっ、なにそれっ、へたくそなの?あんなにいい詩書くのにっ」

「まーそう言わんで。でさ、早めに帰って残りの休みで手続きやら住むとこやら決めよーや?」

「私まだ返事してない…」

「え?YES以外受け付けませんけど?」
 
嬉しいけど…彼に一言物申したい。

「好きとか、愛してるとか、聞いたことないんだけど…?」
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