第5章 ピンクのクッション(S.I)
自分であてがい、彼を中に迎え入れる。
「これ着たまま…したいでしょ?」
「うぅ、わ、えっ、あみちゃんなんでこんなに濡れてんの?さわってないのに、」
「あなたが、気持ちよさそうなの見てたらっ、あ、こんなに、なっちゃうんだよ、」
彼は、深く息を吐きながら嬉しそうに笑ってる。
「エっロ…あぁ、触りてえ」
「絶対、ダメだからね、あとで一緒におふろ、はいろ」
濡れてるとは言え、慣らしてないからいつもより抵抗を感じながらゆっくり彼を飲み込んでいく。
「すげ…」
入っていく様を見つめながら腰を動かして挿入を手伝ってくれる。
根元まで完全に入ると、充実感に身体が震える。
「はぁ…俺もう出ちゃいそうだよ…ね、ここは触っていいでしょ?」
肩紐が落ちた左胸に触れる。
「うん、いいよ…あ、あ」
彼が起き上がり、首筋から鎖骨に唇を這わせる。
「汗の匂いするでしょ…?」
「汗かなんかわかんないけど、あみのいい匂い…」
乳首を貪る彼の頭を抱えてゆっくり腰を前後させる。どんどん濡れてくるから動きやすくなってくる。
「あ、ん、きもち…」
「体勢、変えていいかな?」
返事をする前にくるっと視界が回り、私がクッションに押し付けられてしまった。
と同時に始まる律動。