第5章 ピンクのクッション(S.I)

彼に跨り、上着を捲る。薄く生えた胸毛に両手を這わせ、少し固くなりかけた小さな乳首に触れる。

ぴくんと反応して「ん、んん」とわざとらしく咳をする彼。

「寝てるからわからないよね〜…」

右の乳首をぺろ、と舐めた。びく！と身体が跳ねる。

「あれ？起きたかな?」

左の乳首をくりくりいじりながら表情を伺うと、ニヤけたまま眉間に皺が寄っている。

「よかった〜、まだ寝てる〜」私も楽しくなってきてしまった。

左右の乳首を交互に舐めたり弄ったり、彼はその度にびくびくと反応して「んっ」「くぅ」と寝たふりを続ける。

そんなことを続けていれば、もちろん彼の下半身も変化してくる。

「あれっ？これは何だろ？」スウェットのズボンの上から固くなったそこを撫でる。彼は腕で目を隠しながら「うぅ」と唸る。

こうなったらもうやる事はひとつ。私は彼のズボンと下着を同時に下ろした。