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彼らとの夜 King Gnu R18

第5章 ピンクのクッション(S.I)


「…何しちゃおうかな…匂い嗅いじゃおう…お風呂に入ったんだね、えらいえらい」

首の周りをすんすん嗅ぐとくすぐったそうに「んふっ」と首をすくめる。

スウェットの上着の裾から少し手を入れて素肌に触る。冷えた指先が触れて「ひゃぅ」と声が出た。

「あ、ごめん、冷たかったね」服から手を出すとその冷えた手を彼の大きな手が包んだ。

両手を恋人繋ぎにしたのでクッションの上の彼に跨る形になった。

スカートが捲れ上がりガーターベルトが覗いた。

「わあっ。なに?今日どうしたの?エロの日?」

「パンストの買い置きがきれてたの!エロの日なんかない!」

もう彼にはエロにしか見えないんだろう。嬉しそうに私の服を脱がせにかかる。

私を下着姿にすると「ちょっとそこに」と少し離れたところに立たされた。

薄いパープルのブラとショーツとガーターベルトのセット。

彼は「いいねぇ」とにこにこ眺めているけど、上から下まで舐めるように見られて、いたたまれない。

「ね、お風呂いっていい?」

「待って待って、そのかっこでいたずら続けてよ。もっかい寝るからさ、はい」
 
はいって……。もう…。

目を閉じてニヤニヤしている彼が、かわいい。結局、付き合ってしまうんだよね。


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