第4章 穏やかな彼(K.A)

こんなに性急に愛撫されたら私も出したことのない声が出てしまう。

乱暴に胸を揉まれ、先端を吸われる。痛いくらいの刺激にのけぞってしまう。なんて、気持ちいい。

「ぅあ、あん、きもちい、あ、あっ」

彼の熱い息づかいに頭のなかが痺れてしまいそう。身体中を強く吸われる。きっと跡がついているに違いない。彼の手が下に降りていき、私のそこに、くちゅりと触れた。

「もうこんなに濡らして…ね、舐めていい？」

興奮しきった彼は本当にセクシーで、いやらしくて、魔法にかかったように私も言ったことのない言葉を吐いてしまう。

「舐めて、いっぱい、いっぱいして」

私のおしりを高く上げて、私のそこをゆっくり舐め始める。わざと私に見せるように、私の表情を伺いながら彼が舌を這わせる。

私の中から出てきた水分をゆっくり、何回も舐めとる。もう、気が狂いそうなくらい気持ちいい…

「あ、あぁ、すごい、あ、あ、そこ、あ、」

突起も舌全体で舐め上げてくれる。

「あぁ、きもちい、あ、なんか、きちゃ」

奥から、込み上げてくる。大きな波がくるような何かが。

彼は突起に吸い付いて離さない。指はいつのまにか私の中に入り込みぐちゃぐちゃにかき回している。

「なに、これ、あ、あ、あ！あ！あああっ！」

はしたなくも、彼の顔にそこを押し付けながら、初めての絶頂というものを迎えた。

中が痙攣しているのがわかる。彼の指を、締め付けている。身体の力が抜けそうになるが、彼の愛撫が終わらない。相変わらず、私のそこを舐め続けている。驚くほど敏感になっているそこから口を離してくれない。

「やぁ、だめ、いま、だめ、うぁ、あああ」

初めての絶頂から間もないのに、またやってくる。

「イ、く、また、イっちゃう、あ、あ、うああ、」

がくがくと震えて達した。