第4章 穏やかな彼(K.A)
顔についた私の愛液を乱暴に手で拭く彼の目は、まるで捕食者のようで、あぁ、彼に食べられてる…と思うと怖いくらいに興奮する。
「上手にイけたね。初めてなのに続けてイっちゃったの?いやらしいね…」
左腕で私に腕枕をして、右手の指はまだ私の中にある。ぐちゅりぐちゅりと大きくかき混ぜられる。
「ああああ」
いやらしい言葉をかけられ、奥の奥まで侵入され、また私の身体に初めての事が起こる。
かき混ぜられているそこから、ごぽりと、大量の水分が出た。
「いや、なんか、でちゃっ」
彼はうっとりと、微笑みすら浮かべながら泣きそうな私を見下ろしている。
ゆっくりゆっくり、ありえないほど奥をぐちゃぐちゃにされ、どんどん中から出てくる。
「あああ、とまらな、でちゃ、う、ごめんなさ、あ、あ、」
お尻の下がどんどん濡れてしまう。なんの水分なんだろう。尿意とは違う、大量の水分がとめどなく出てくる。
「これはね、潮を吹いてるんだよ。わかる?あぁ、いやらしいね、かわいい…」
何度も何度も激しく舌を絡ませ、だらしなく潮を吹き続け、何度イったか、わからない。
マットレスはもう大洪水だった。やっと彼の指に解放されても、身体の痙攣はなかなかおさまらない。