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彼らとの夜 King Gnu R18
第2章 子犬な彼(S.I)
バイトの愚痴や、兼業の大変さなど、話し上手で聞き上手の彼にいろいろ聞き出されてしまった。そしてお酒も進んでいく。
「彼氏とどうですか?」
本当の事を知っているのかいないのか、期待を含んだ目で聞いてくる。
「別れた。」
数杯目のビールを飲み干しおかわりを頼む。
「ほんとですか?」
「ほんとだよ。」
「俺にもワンチャンありますね」
そう言った彼は、子犬には見えなかった。
あ、これ。やばいかも。今夜流されてしまうかもしれない。
だめだめ。理性を総動員しなくちゃ。
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