• テキストサイズ

【呪術廻戦】この身が残らないほどに

第2章 先生



『(ど、どうしよう……)』

どうしよう、と悩んでも何もすることなんて出来ない。

このまま五条先生にお仕置されるだけ。

もうかれこれ1時間くらい説教されている。
五条先生の話が長いから、話を聞いていないで右から左へ聞き流す。
でも、聞き流すことの出来ない衝撃な言葉を五条先生は言った。


「服、脱いで」

『…………………え?』


数秒沈黙があった。
話を聞いてなかったから、何を言ったか分からなかった。


「だから、服を脱いでって」

『あ、ぅ、分かり、ました……』


本当は嫌だけど、嫌だとか言えないから、素直に従う。

いつも脱がされているから、自分で脱ぐのは初めて。なんだか恥ずかしい。

いつの間にか五条先生は目隠しを外していた。綺麗な瞳で見られるのはもっと恥ずかしい。

制服を脱いで、プチプチとシャツのボタンを外す。
恐怖で手が震えて上手く外せない。
五条先生は、と言うと何も言わないでじっと私を見ている。

やっとシャツのボタン全部外し終わった。
私は五条先生に言われる前に、シャツを脱いだ。

本当は子供の頃の火傷の痕とか、傷があるからあんまり見ないで欲しいと、前から思っていた。


「硝子のとこには行った?」


そう五条先生が口にした。


『行ってない、です……』

「明日動けなくなるよ〜」


軽い口振りで言う五条先生。鬼畜だ。疲れきった私の身体の事心配してないみたい。


「使ったが悪いんだよ」


でも五条先生の言う通りだから、何も言えない。

キュッと閉められた唇に五条先生は、キスを落としてきた。


/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp