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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第44章 3度目のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ


杏寿郎がポケットに入れていた
スマートフォンのインカメラを起動して

セルフタイマーを連射でセットすると

スマートフォンの位置を調整して
背景と2人の顔が入る様に腕を固定すると

最初の数枚は普通に撮影してて

チュッと頬にキスをされて
それに驚いてる顔もバッチリ
きっと杏寿郎のカメラには映ってるし

その後 彼がニッと笑って

お詫びだと言いながらしてくれた
キスも…きっと そこに映ってるのではと

思わなくもない…んだけど

「もう、何やってるのよ!杏寿郎…ッ」

「いや、折角バレンタイン仕様の
ゴンドラだったからな、写真に
残しておこうと思ってな。
それに、観覧車は一番高い所で
キスをするものなんじゃないのか?」

そんなやり取りをしている内に
観覧車は一番高い場所に
差し掛かろうとしていて

「みくり」

名前を呼ばれてそのまま
口付けられて舌を舌で絡め取られる

「んっ、…ふぁ…ん」

深い方の口付けを交わしている間に
いつの間にか頂上の過ぎていて

「はははは、そう拗ねるな。みくり
なんなら、もう一周するか?」

「しませんっ」

束の間の空の散歩を楽しんで
地上に戻ると

一路目的地を目指す

「そういえば、昼はカニを食べると
言っていたがそれは何故だ?」

「カニ…個室だし、車で行くなら
食べに行ってもいいかなって」

「どこに行くつもりだ?」

「え?民宿だよ、建物は古いし
綺麗でもないけど、カニで有名な民宿。
お昼食のプランもあるからさ、ダメ元で
電話したら予約取れたんだけどね。
そこ、貸し切り出来る
温泉もあるから、旅行気分出来るかもね」

そう言われて 雪がちらつく中
みくりの運転で
高速で北上して丁度昼過ぎ位に
目的地に着いた

「やっぱり、雪こっちはあるんだね」

「タイヤは元々ボード行くのに、
冬はスタッドレスだが。
この辺りは雪も多いし、スキー場もある
エリアだから、運転は代わるが?
今日は、長距離の移動だったし、
俺はゆっくりさせて貰ったからな」

みくりが予約してくれていた
カニが自慢の民宿は

ガラッと玄関を開いた途端に
フワッと焼きカニの匂いがして来て
杏寿郎が顔を顰めた

「凄いな、宿全体からカニの匂いがする」

「あ、すいません。予約していた
小野寺なのですが」


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