第129章 ただいま。3人の家。 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「って…もう…縛る気…で居る癖に…」
シュルっとみくりの手を
杏寿郎が頭の上で纏めて
ネクタイで縛り上げると
ワンピースの上から…身体を
荒々しい手つきで撫でつけて来て
「んねぇ…、杏寿郎…」
「まだ…時間あるだろ?1回だけ」
杏寿郎がそう言って来て
結局ソファの上で…そのまま
杏寿郎に抱かれる事になって
日曜日の夜も…また…
昨日の夜…みたいに…深夜のリビングで
喘ぎ声を響かせる感じになってしまって
月曜日の朝は…私は寝坊してしまったんだけど
杏寿郎を…お見送りしたかったのに
杏寿郎からは…奥さんは
奏寿郎が起こしてくれるだろうから
俺は仕事に行って来るとLINEが来ていたから
ちゃんと…遅刻しないで
仕事には行って…は…居た様で
みくりはホッと自分の胸を撫で降ろした
「前から…そうだとは思ってたけど、
私の…旦那さん…タフ過ぎない?
いや、…まぁ…前からか…それは」
奏寿郎がぐずって居る声が聞こえて来て
慌てて奏寿郎に駆け寄って
おしめを変えて抱きあげると
そのままお腹を空かせている奏寿郎に
授乳する一一生懸命におっぱいを
吸って居る奏寿郎を見ていると
「本当に…奏寿郎は…、
杏寿郎に…そっくり…だねぇ~。
いっぱいおっぱい飲んで、
大きくなってね、奏寿郎」
んぐんぐとおっぱいを吸って居る顔を
こうして眺めていると
赤ちゃん…産んで良かったなぁと
そうしみじみと感じてしまっていて
ずっしりと…産まれた時よりも
しっかりと感じる
その命を重さを抱きしめながら
みくりは
小さな幸せを噛みしめていた
ただいま。3人の家。
ー 終 ー