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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第44章 3度目のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ


みくりがそう杏寿郎に
声を掛けて来て

杏寿郎が観覧車を見上げる

「そう言えば…、長らく
乗ってないな、観覧車も…」

「誰も並んでないから、
すぐに乗れそうだしね
ここのサービスエリアは、何度か
来た事があるけど、乗った事なかったし。
ねぇねぇ、あれ、ピンクのやつがあるね
バレンタイン仕様かな?あ、確か
あっちの展望エリアに
ハート型のオブジェあったよね?」

「ああ、恋人の聖地のやつか」

確か 展望デッキのエリアに
そんなオブジェがあったな

白いハート型のオブジェの
あちこちにハート型の穴が開いていて
モニュメントの反対側の壁や
地面にハート型の光が影の中に出来るとか

「折角だし、後で写真撮る?」

「そう言えば、長らく撮ってないな」

「デートらしいデートも
どこにも、行ってないから、
写真を撮る様な用事もないか…」

お手洗いを済ませて
そのハートの光が出来る
モニュメントの前で写真を撮って

「待ち受けにするのか?」

「うん、そうしようかなぁって」

土曜日だと言うのに
誰も乗ってないそして
誰も並んでいない観覧車の前に行くと

「1周15分か…確かに
観覧車としては微妙なサイズ感だもんな」

「確か、大阪に日本一の観覧車が
あったはずだよ、
えっと123メートルだったかな?
前に車で前を通り過ぎただけだったけど
凄い大きかったもん」

乗り場の前の券売機で
チケットを買って
受付のスタッフに手渡すと

「あの、もしよろしければ…
追加料金とかは不要ですので、
バレンタイン仕様のゴンドラが
ありますので、そちらに乗られませんか?」

「杏寿郎、どうする?乗る?」

「いいんじゃないか、急ぐ訳でもないし。
バレンタインだし、デートぽいしな」

「すいません、じゃあ、待ちます」

「はい、ご案内いたしますので
少々お待ちください」

そう言われて 数分待つと

ゴンドラに案内された

バレンタイン仕様とだけあって

ピンクのボアのシートが座面に敷いてあって

大きめの赤とピンクの
ハート型のクッションが置いてあって

壁面にはハートの風船が張り付けてある

それだけの事ではあるが

「折角だし、こっちに来たらどうだ?」

外側の座面に腰かけていた杏寿郎が
そうみくりに声を掛けて来て
促されるままに隣に座った

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