第11章 春が来りて 後編 お相手:冨岡義勇
「どうした?」
トントンと下腹の辺を
みくりが自分の指先で叩いて
「この奥の辺りが、
変なんです…どうしてかわからないけど……」
サスッと義勇の手が
みくりの下腹の辺りを撫でて
「ここか?」
「そうです……」
「お前の身体は……知ってるみたいだがな」
「知ってるって?」
「お前が言ってる……その変な感じが、
俺が欲しいって事だ」
知識として 知ってる
そう言う事じゃなくって
私の身体が義勇さんの事を
欲しくなってるって事?
そう指摘されてしまうと
恥ずかしい
「はしたない…んじゃ……」
「恥ずかしがらなくていい、
はしたなくはない。……普通だ」
俺が欲しくなってると言われて
はしたないんだと恥ずかしがっていたので
それは普通の事なんだと言った
「俺も相当、な事になっている」
義勇さんも 相当どうなっているのか?
「義勇さんも……なってるんですか?」
「確かめるか?……俺も、お前が欲しくて
……こうなっている」
手を義勇さんの
逞しくなったモノの上に当てられてしまって
コレが……私の中に……
入るって事……で
無理じゃないかな?
こんなの 入る訳が……
こんなに硬くて
こんなに大きいのっに…
「無理、無理じゃないですか?
そんなの……入らなっ……」
「忘れたのか?
泣いて止めてと言っても、……止めないと」
そう言ったはずだと
言われてしまって
義勇がみくりの秘所に再び顔を近づけると
入り口の縁のヒダを舌で刺激する
ヒダの間に舌を這わせて
入り口の辺縁を 舌で舐め上げていく
ピチャ ピチャと音が聞こえて
「力を抜いていろ」
と言われて
グッと中に舌を差し入れられて
ビクンと体が跳ねた
義勇さんの舌が……中に
こんな事もするの?
刺し入れていた舌を抜くと
義勇が自分の指を舌で舐めて濡らして
みくりの入り口に指を宛がうと
「舌より痛むかもしれんが……」
と言われたと思うと
中に指を差し入れて来て
ジンジンとした焼ける様な感覚がして
「……っ」
痛みを感じて小さく漏らしたので
それ以上奥へは進めずに
唇を合わせると
抜き差しをせずに指を揺らした
まだ浅いが……
入り口から程遠くない
腹側の壁のざらつく部分を
軽く押すようにして刺激する
「痛むか?」