第43章 3度目のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「今日は、朝食が遅かったしな…。
昼食をずらしてもいいが…」
それって現在進行形で
芋食べながら言う事かな?
焼き芋なんて食べたら…お腹一杯になるんじゃ
てか焼き芋 運転しながら食べるのか…
おにぎり食べながら運転する
感覚なのかな?
「ながら運転は危ないんじゃない?
ハンドルベタベタになりそうだし」
「それもそうだな、ん」
そう 残りの焼き芋を一気に
頬張ると杏寿郎がみくりの
方に手を伸ばして来たので
自分の手持ちのバックから大判の
ウエットティッシュを取り出して
杏寿郎の手に握らせた
「もう、子供じゃないんだから」
「別に、拭いてくれと
までは俺も、言ってないだろう?
少し腹ごなしでもするか…。
公園にでも寄るか?あそこはどうだ。
飛行機の離着陸が見える
公園がこの辺りにあっただろう?」
空港の滑走路側に隣接する公園で
すぐ隣で飛行機の離着陸が見れる場所
端から端まで歩けば
何度か離着陸も見れるから
特別に何かある公園でもないけど
案外嫌いでもないけど…
取立てて慌てる事もないお気楽旅??
これって旅になるのかな?
県内だけど…
「それとも、この近くの
大きな蝶の温室のある
博物館の方が良かったか?
あの博物館も、公園の敷地にあったか。
で、どうする?どっちがいい?」
飛行機がいいか蝶がいいかと
聞かれて 飛行機でいいよと答えた
芝生が整えられていて
大きな複合遊具が幾つかあるから
祝日の事もあって家族連れで賑わっていた
「屋内よりも、屋外の方が…と
考えるのは、誰も同じだな」
杏寿郎が手を差し出して来たので
その手をすぐに取らなかったから
「嫌か?」
「え。でもこの辺りは、
遊具のあるエリアだし、人も多いし…」
「流石に、子供の目は気になるか」
公園に立ててある電光掲示板には
現在の離発着の便の情報が映し出されていて
その離陸する飛行機が
どこへ向かって飛んで行くのか
着陸する便がどこから来たのかの
情報が表示されている
ゴォオオオオオッ
轟音ともいえる程のエンジン音が聞こえると
子供達が滑走路が見やすい
フェンス側にわらわらと集まるのが見えた
「落ち着いたら、どこか…
飛行機に乗って行く所に旅行したいね」
「ああ。そうだな…」
まだ 今年も始まったばかりだが…
いつになるやら…