第43章 3度目のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
結局に行くホテルが決まってなくて
そのまま 寝てしまって居て
目が覚めたら 11日の10時前だった
それから シャワーをして
遅めの朝食を軽めに摂って
結局 どこに行くのか決めてなかったから
それを決めて
全然 荷物を準備してなかったら
私は小さめのキャリーバックに
二日分の荷物を用意してるんだけども
ああ でも プレゼントあるし
冬物はかさ張るから
小さめのキャリーじゃなくて
普通のサイズのキャリーバックに
入れていた荷物を移していると
杏寿郎が鞄が大きすぎるのが
気になったのか
「みくり、二日分にしては
荷物が多くないか?」
「女は荷物が多い物なんですぅ~。
誰かさんが、昨日準備させて
くれないから、こんな事になってるんだよ!」
「そう、怒るな。慌てる事も無いんだ。
準備なんて、ゆっくりすればいいだろう?
それよりも、昨日は無理し過ぎたか?
俺としては控えたつもりだったんだが…」
控える?
あれは 控えたのつもりになるのか?
「杏寿郎」
「どちらかと言うと、そっちが
君の機嫌を損ねてる原因か?」
みくりがいつもよりも低い声で
杏寿郎の名前を呼んで来て
呼ばれた杏寿郎の方も何となくには
不機嫌の理由を悟ったには悟ったのだが
「その…ね、回数を控えて貰ったのは。
よーく、分かる。私も、それは分かってる。
そこは、評価するけど…ね?」
「不手際があったとでも、
言いたい様な口ぶりだな?みくり」
バンッとみくりがキャリーバックの
蓋を乱暴に締めると そのバックを
みくりが両手で叩いた
「回数を控えて貰っても…、
回数を控えて貰ってもね?
一回の時間を伸ばしたら意味ないでしょう?」
「そうか、そうだったのか。
それは、俺も気が付かなかった」
「もう、いいよ。過ぎた事を
悔やんでも仕方ないもの…。
杏寿郎さぁ、今日さ車でしょ?
適当な所でコンビニ寄ってくれる?」
「コンビニ?ああ、それは構わないが。
酒でも買って行くのか?」
じっとりとした視線をみくりが
杏寿郎に向けて来て
「それも買うけど…、
モンスターエナジー買うから」
その一言で全てを察してくれたらしく
素直に謝られてしまった