• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第11章 春が来りて 後編 お相手:冨岡義勇


荒い呼吸をしているみくりに
義勇が問いかけて来て

「息が出来なくて…苦しかったです」

でも目の前の義勇さんは
呼吸も乱れてないし
苦しそうでもない

「呼吸は鼻ですればいい」

と言われて
そうなのか 深い口付けをする時には
鼻で息をする物なのかと感心してしまった

「なら、もう一度だな」

ともう一度唇を重ねられて
舌を口の中に押し入れられる
言われた通り鼻で呼吸する事を意識して
口付けをしていると

「んっ、…ふ、ぅ…ん」

とたどたどしくあるが
みくりの口から声が漏れる
まだ甘くなり切れていないのも
また 可愛らしいと感じてしまう

そっと首の裏に手を回されて
指で首の裏を撫でられる
びりびりとした痺れが首から走って

その状態で
舌を舌で舐められると
さっきまでとは違う
甘い痺れがしてきて

「んっ、……はぁ、ん…、あっ…」

そっと名残を惜しみながら義勇が
みくりから唇を離すと
その唇をみくりの耳元へ寄せて

「声が漏れているが……、感じてるのか?」

優しく耳元で
それでいて甘い声で囁かれてしまって

「わ、分からない……です」

そう答えた
自分にだって自分のこの状況が
感じているのかなんてわからない

「自分でした事ぐらい…あるだろう?」

「え?ないです……はしたない事だと
教えられていたので……、
そんな自分でなんて……」


「そうか、なら……何もかも初めてと言う訳か」

そっとみくりの胸の膨らみに
寝間着の上から触れると
そっと揉んでみる

「なら、
ここに触らせるのも…俺が初めてだな?」

「そんなっ、口付けだって…。
義勇さんが初めてだったのにっ……」

みくりの言葉に義勇が驚いた様子で

「そうだったのか……、すまない」

「謝らなくていいですから!
私はそれで……良かったと」

そっと頭を撫でられて

「確かに、お前の初めては俺で…。
これから先も、ずっとそうだがな」

ドキンと胸が跳ねた
それはずっとこれから先も

義勇さんは私の事を…抱いてくれるって事?


「義勇さん……」

「初めてなのだから、
……これぐらいにしておくか?」
/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp